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2020年12月

2020.12.17

【企業担当者向け】給与所得控除とは?計算方法や控除の種類について

給与所得控除とは、給与から一定金額を差し引くことができる控除額の事ですが、詳しくは知らないという方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、給与所得控除について詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

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更新日:2024年10月28日

【目次】

  • 給与所得控除の計算方法
  • 基礎控除とは?
  • その他の所得控除

まとめ

給与所得控除とは?

給与所得控除とは、会社員やアルバイトなど給与所得者に適用される控除の事で、所得税などの計算のベースとなる給与所得額を求めるときに、働いた一年間の給与などの収入額に応じて差し引かれるものを言います。
個人事業主の場合は、売上から経費を差し引くことにより事業所得を計算するのですが、企業に勤める従業員の所得を同じような計算方法で求めようとすると、通勤する衣服や鞄などの経費を一つひとつ計算することになってしまうので、企業が従業員一人ひとりにこのような手続きを取るのは複雑で現実的ではありません。
そのため、給与所得控除で、給与所得者の年収に合わせて一律に金額を計算します。
このように給与所得控除では、従業員と個人事業主との税計算上の公平さを保つ働きと、企業で多数働く従業員の給与所得控除を一律で計算することによって、税処理を簡単にする働きがあります。

給与所得控除の計算方法

では、給与所得控除の計算方法はどのようなものなのでしょうか。
給与所得控除の計算方法を見ていきましょう。
給与所得控除は、雇用形態や勤務形態、職種などに関係なく、一年間の給与収入の金額を元に計算されます。
この計算方法で使用される給与収入は、基本給とボーナス、各手当などの現金支給と、現物支給の両方を合わせた金額となります。
しかし、給与に加算して支給される月額10万円以内の制服代や交通費、出張旅費、企業の社内規定に基づいて支給されるお祝い金やお見舞金などは含まれないため注意が必要です。
給与所得控除の計算方法はその年度ごとに更新されるので、国税庁のホームページでその都度確認することをおすすめします。

こちらでご紹介するのは2020年分以降の給与所得控除額の計算方法です。
2018年度の税制改正を受け、2020年1月からの基礎控除の引き上げと給与所得控除の引き下げが決定したため、以前と変更もあるので注意しましょう。
給与収入 給与所得控除額(改正後)
1,625,000円以下 55万円
1,625,001円超~180万円以下 収入金額×40%-10万円
180万円超~360万円以下 収入金額×30%+8万円
360万円超~660万円以下 収入金額×20%+44万円
660万円超~850万円以下 収入金額×10%+110万円
850万円超 195万円(上限)

基礎控除、その他の控除について

基礎控除とは?

基礎控除は、所得税や住民税などの計算をする際に、従業員の所得から一律で差し引かれる所得控除の種類です。
控除は差し引くという意味を持ち、所得控除は所得から一定の金額を差し引くという意味になります。
所得控除は14種類あり、原則として納税者の事情に沿って、適用されるか、控除額はいくらか、などが変わります。

その他の所得控除

次に、その他の所得控除についてもご紹介します。
所得税はたとえ同じ所得金額でも納税者の個々の事情にとって税負担を調節します。所得税には以下のものがあります。
所得税の種類と内容
詳細は、国税庁ホームページ、No.1100 所得控除のあらましをご確認ください。

まとめ

2020年からは、給与所得控除が一律10万円引き下げられることになり、基礎控除額が適用要件が設定された上で、最大48万円に引き上げられることになりました。
所得控除は、確定申告や年末調整で自分から申請をしなければ控除が受けられません。
また、会社員の場合でも、医療費控除や寄付金控除、雑損控除などについては年末調整で調整しないため、ご自身で確定申告をすることをお勧めします。
所得控除は適用される控除の種類や金額が多ければ多いほど節税効果があります。
そして、それを申請しなければその分税金を多く支払うことになるので、もれなく適用を受けることが重要です。

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HR-GET編集部

 HR-Get(エイチアールゲット)は、創業から30年以上にわたり、社会保険労務士の方や、企業の労務ご担当者様向けにシステムを開発・提供・サポートをしている株式会社日本シャルフが運営するWEBメディアです。
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2020.12.17

配偶者控除等申告書とは?扶養控除等(異動)申告書との違いなど解説します!

年末調整の書類を見ていると「給与所得者の配偶者控除等申告書」という部分が出てきます。
こちらは記入スペースが多く、一見すると複雑に見えるため書き方が良くわからないという方も少なくないでしょう。

そもそも、配偶者控除等申告書とは何のことなのかよくわからないという方も多いでしょう。
そこで今回は、配偶者控除等申告書や基礎控除申告書の書き方や内容などについてご紹介します。

配偶者控除等申告書について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

更新日:2024年11月13日

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【目次】

配偶者控除等申告書とは?

  • 基礎控除申告書の書き方
  • 配偶者控除等申告書の書き方
  • 配偶者控除等申告書と扶養控除等(異動)申告書との違い

配偶者控除等申告書の注意点

まとめ

配偶者控除等申告書とは?

2020年から配偶者控除等申告書という年末調整の用紙が、※「給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」という用紙に統一されました。この用紙の一部に、配偶者控除等申告書があります。

※令和6年分の申告書は、配偶者に係る「年末調整に係る定額減税のための申告書」との兼用様式となっています。

配偶者控除申告書とは、正式には「給与所得者の配偶者控除等申告書」と呼ばれ、配偶者控除や配偶者特別控除を受けようとする場合に、提出が必要となるものです。

配偶者控除等申告書は、配偶者控除と配偶者特別控除という二種類の控除について記載します。

この控除は、配偶者がいれば受けられる控除だというイメージを持つと良いでしょう。

給与所得者の配偶者控除等申告書は申告者の本年中の合計所得金額の見積額が1,000万円以下で、なおかつ同一生計の配偶者の本年中の合計所得金額の見積額が133万円以下の場合にのみ控除をうけることができます。
そのため、こちらの条件に該当しない場合は記載する必要がありません。

参照:国税庁「配偶者の所得がいくらまでなら配偶者控除が受けられるか

配偶者控除等申告書には、配偶者の氏名や生年月日、マイナンバー、住所、本年中の配偶者の合計所得金額の見積額を記載します。配偶者の所得金額や年齢、申告者の合計所得金額の見積額から配偶者控除・配偶者特別控除の控除額を割り出します。

また、用紙の中には「給与所得者の配偶者控除等申告書」以外にも、「基礎控除申告書」「所得金額調整控除申告書」の欄があります。

配偶者控除・配偶者特別控除の控除額を割り出すためには、まず申告者の「基礎控除申告書」で算出される控除額による「区分」が必要となります。

それでは、順番にみていきましょう。

配偶者控除等申告書の計算方法

配偶者控除等申告書では、配偶者控除と配偶者特別控除により所得からいくら差し引けるのかを計算する必要があります。計算の要素となるのは以下の通りです。

  1. 配偶者自身の今年の合計所得金額の見積額と年齢
  2. 申告者本人の今年の合計所得金額の見積額

基礎控除申告書の書き方

基礎控除申告書の書き方を記入例と共にご紹介します。基礎控除申告書の書き方は、複雑な点もあるので注意して記載しましょう。

「あなたの本年中の合計所得金額の見積額の計算」の欄

この欄には、合計所得金額の見積額を給与所得と給与所得以外の所得の合計額に分けて記載します。

給与所得

給与所得欄には、給与の額面金額である収入金額と所得金額を記載します。収入金額を集計したら、次は所得金額を計算しましょう。用紙の裏に早見表があるので、そちらを見ながら計算します。

記入例として、1年間の給与収入が350万円の場合、
該当する行の算式「①:(a)÷4(千円未満切捨て)=(b)→②:(b)×2.8-80,000円=所得金額」に金額を当てはめると、

①:350万円÷4(千円未満切捨て)=875,000円

②:875,000円×2.8-80,000円=2,370,000円

となります。

こちらの金額が給与所得の所得金額になります。また、複数の会社から給与をもらっている場合は、その給与の合計額を基に計算します。

給与所得以外の所得の合計

給与所得を終えたら、次は給与所得以外の所得の合計額を記載します。
この欄には、給与所得以外の所得を集計し、所得金額の合計額だけを記載するのです。そして、所得金額に記載された金額の合計額が本年中の合計所得金額の見積額になります。

「控除額の計算」の欄

続いて、「あなたの本年中の合計所得金額の見積額の計算」の計算に応じて区分にチェックを入れ、右側にある控除額を基礎控除の額の欄に記載します。基礎控除の計算はこれで終了です。

給与所得者の配偶者控除の欄で使うので、合計所得金額の見積額が1,000万円以下の場合は、(A)(B)(C)のいずれかを区分Iに記載するのを忘れないようにしましょう。


配偶者控除等申告書の書き方

まず配偶者控除等申告書に、 配偶者の氏名や生年月日、マイナンバー、配偶者が別居している場合には、配偶者の住所を記入します。

「配偶者の本年中の合計所得金額の見積額の計算」の欄

この欄には、配偶者の合計所得金額の見積額を給与所得と給与所得以外の所得の合計額に分けて記載します。

合計所得金額の見積額

配偶者の給与所得の金額を記入します。所得金額を求める計算式は、基礎控除申告書と同じです。計算式に当てはめて算出された所得金額と給与所得以外の所得の合計所得金額が133万以下の場合のみ、配偶者控除等申告の対象となります。

判定

判定の欄で配偶者の年齢と所得金額で当てはまる箇所にチェックをいれます。これで区分Ⅱが決定します。

控除額の計算

「控除額の計算」表で、申告者の基礎控除申告で算出された「区分Ⅰ」と「区分Ⅱ」が交わる欄で控除額を確認します。
適用の欄で「配偶者控除」か「配偶者特別控除」かを確認し、該当の欄に金額を記載します。

配偶者控除等申告書の提出義務

配偶者控除等申告書は、年末調整で保険料控除や配偶者控除を受けない場合は、申告書の提出義務はありません。

しかし、会社側は従業員の控除適用状況を正確に把握する目的などから、全従業員からの提出を求め、保管を徹底することが大切です。

配偶者控除等申告書と扶養控除等(異動)申告書との違い

年末調整で提出が必要な書類の中に、給与所得者の扶養控除等(異動)申告書があります。扶養控除等(異動)申告書にも配偶者に関わる情報を書くので、「似たような情報を二枚に渡って書く必要はあるのか?」と感じる方もいるでしょう。

ですが、配偶者控除等申告書と扶養控除等(異動)申告書は役割が異なるので注意が必要です。配偶者控除等申告書は今年分の年末調整の情報で、配偶者に関わる情報に限られます。

その一方で、扶養控除等(異動)申告書は来年の月々の給与から源泉徴収をする所得税を決めるための土台といった役割が大きいのです。源泉徴収税額も扶養状況で増減します。扶養控除等(異動)申告書には、配偶者だけではなく子供などの扶養親族の情報も記載するのです。

これをベースに、翌年度の月々の天引き額が決定します。また、提出義務があるのは扶養控除等(異動)申告書だけです。配偶者控除等申告書は、対象外となるなら提出する必要がありません。

配偶者控除等申告書の注意点

配偶者控除等申告書は要件が細かいので、記載を間違える可能性があります。
万が一、間違いを見つけたら必ず勤務先に連絡しましょう。

年内最後の給与に間に合う場合は、年末調整のやり直しができる可能性があります。
しかし、勤務先によっては確定申告をするように指示される場合もあります。その場合は、翌年の3月15日までに自分で確定申告を行いましょう。

まとめ

配偶者控除等申告書について詳しく知ることはできましたか?
配偶者控除等申告書は、簡単に言うと、配偶者控除と配偶者特別控除の二つに関して申告する用紙の事です。

配偶者控除等申告書は一見難しそうに感じますが、内容をよく知ることで記入することも簡単に思えるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に、配偶者控除等申告書を間違えないように記載して下さいね。

HR-GET編集部

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